渋谷区立上原中学校の前校長先生で、DFCに共感いただき、実際に導を入していただいた

大江近さま(早稲田大学教育学部大学院客員教授、元全日本中学校長会会長)からDesign for Changeへのメッセージをいただきました。

「未来を変える授業をやってみませんか。」という電話が入ったのは、年度末行事も決定し、いよいよ学校としての仕上げに入るころだった。

戸惑いをもったことは事実だが話を聞いているうちに、上原中学校が6年間取り組んできた、授業や校内研究会におけるシェアリング学習の

考え方とそれほど変わらないという認識をもった。上原中学校においては従前から構成的グループエンカウンターやワークショップを授業に

取り入れ、班単位で話し合うシェアリング学習の確立を目指してきた。授業においては「ガイダンス」と「シェアリング」の双方の工夫を図った

スリーステップ授業を目指してきた。校内研究会においても、「ガイダンス」「シェアリング」の双方を取り入れた。学校教育は変わらなければ

ならない、不易なものはしっかりと残し、未来の社会に対応できるような力が育成できるように学校教育は変わらなければならないとの想いか

らである。

既に年度末のスケジュールが確定していて新たなプログラムの挿入は不可能に近かったが、その可能性に惹かれた。当時、直接の担当とな

った2学年の先生方は戸惑いながらも生徒とともにしっかりと取り組んでくれた。生徒たちが夢中になり知恵を出し合った、真剣に議論した。

自分たちで決めこととして毎朝校門に立ち続け挨拶運動をした班もあった。春休み直前の全体報告会に向けての準備にあたっても、すべて

の班がチームとしてとてもよく機能していた。

Design for Changeは答えのない学習である。教師が予め正解を準備し子供たちが正解を出すための指導をする学習ではない。教師で

さえも予測できない解答を子供たちで創り上げる学習である。その取り組みは、まさに社会人基礎力を育成するものであると確信している。

今後日本全国にこのような取り組みが広がることを期待したいと思う。

ありがとうございました。